あずましい日々日記

イレッサ遺族の全面敗訴確定しましたね。
このニュースを見る度に胸が痛みます。

遺族の気持ちは本当によく分かるんです。
でも、国が認めちゃったら、今後大変なことになっちゃいますからね。
賠償金なんて払っちゃったら、これからどんどんイレッサの副作用で死亡した人の遺族が訴えてくるだろうし、その度に応じていたら大変なことになりますからね。
何より、今、イレッサで治療をしている人だってたくさんいるだろうし、効果が出ている人も居るだろうし、そういう人たちに影響が行くのはやっぱり避けて欲しいです。

きっとね、訴訟を起こした遺族の方もわかっていたと思うんですよ。
でも、やりきれない思いからの行動だったんだろうな・・・って思います。
家族としては、一週間でも１日でも長く生きて欲しいって気持ちあるし、「イレッサ投与をしなければ、もっと時間があったかもしれない」って思うとやりきれないでしょうね。

「副作用の説明不足」と言われているけど、もし副作用を説明されたら、その時の治療として一番効果があると言われている治療を諦めるでしょうか？
今は抗癌剤投与の前には考えられる副作用を説明されるけど、ほとんどの人が受けてますよね。
理屈としては通らないんですよね。

ただね、遺族の気持ちを考えると、なんともやりきれない・・・

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